オーストラリアで出会った3人のPeter その2

オーストラリア・ワーホリ

オーストラリアでのワーホリで出会った、思い出深い人を勝手に紹介しています。

オーストラリアでのワーホリ中に3人のPeterと言う名の人と出会いました。

3人とも忘れられない程の強烈なキャラクター達でした。

それでは早速皆んなに語り継ぎたい2人目のPeterのご紹介始めていきます。

2人目のPeterさん

出会いのきっかけ:Helpx

出会った場所:Malmsbury(VIC)

2人目のPeterも、ものすごーく優しくて良い人なんです。全然悪い人ではないけれど・・・不思議なPeterでした。

私がPeterの家に滞在したは2013年の11月頃。期間は約1週間。クリスマスと新年にシドニーへ向かう前に滞在しました。

私の他には1人のフランス人女性が1人いて、数日後にはフランス人の男の子2人がやってきたので5人での生活でした。

彼の家も大きいけれど敷地も広い。大きな庭には池があり、池の周囲を囲うように野菜畑、花壇、鶏の小屋、少しハイテクそうな温室もありました。屋根にはソーラーパネルがありました。

自給自足な生活が素敵だなと感じました。

家族の一員であるアヒルもたくさん。

Peter家での生活

最初はPeterの家にヘルパーとしてきた時は料理担当だったのですが、私の日本食が少々口に合わない&物足りないと感じたのか、自然と草刈り担当になりました!

草刈りは楽しかったし、全然苦ではなかったですが、料理が口に合わないのなら皆んなはっきりと言ってくれーと思った。このようにPeterは、あまり言いたい事はハッキリ言わないのです。皆んなで食卓を囲んで食事をしていても基本静かでした。そして毎朝早く起きるという事で就寝時間も早め。夜の9時半はリビングも消灯時間となり、ヘルパーもそれぞれ部屋に入り就寝タイムでした。

Peter特製のナスのラザニア。美味しかったです!私がPeterの家に来た日と、去る前日と2回食べました。ヘルパーが去る時には必ず作っているように思われます。

Peterは怒ったりすることもなく温厚で優しい人ですが、少し繊細なハートの持ち主。はっきりと物言うと、きっと私が傷つくor怒ると思っていたと思われる。

私の英語も微妙だったけれど、意味が分からなかったりしたらはっきりどういう事かもう一度説明してと言うと、私が怒ったかと勘違いして困った様な態度をとられたりしました。

真面目な方なので、冗談はあまり通じなさそうな感じでした。

温厚なPeterが1度血相を変えてキッチンに飛び込んで来た時があります。私がキッチンで料理をしてフライパンにバター入れていたら、そんなに焦げていた訳ではないけれど「焦げたバターは身体に悪いの」と言い、コンロからフライパンを取りシンクに流して洗っていました。いきなりでびっくりした。

そしてある日キッチンから温厚なPeterの普段聞かない奇声が聞こえたたと思ったら、Peterが米を床にぶちまけており慌てふためいていました。とにかくただ米が床にこぼしただけなので落ち着いて!私が片付けとくからーと言って何とか正気に戻りました。これもまたいきなりでびっくりしたよ。

ヘルパーの業務として部屋中の掃除していると、本棚から宇宙や宇宙人に関する本がわんさか出てきます。そしてPeterの部屋の壁には、宇宙人の人形が1つ飾られておりました。笑った。フランス人の子はPeterの写真の撮っていました。

そして鳥類が大好きで、毎朝早起きしてアヒルやいつもニワトリのお世話をしていました。そして日課のようにニワトリを捕まえようと「chip chip chip〜」と言いながら追いかけているようで戯れていました。その姿がとっても楽しそう。

そして1羽、2羽とどんどん捕まえていっているんです。私なんて1羽も捕まえられませんでした。いや普通捕まえられない。

Peterと家族であるたくさんのニワトリを腕に抱いて。

写真をみるとPeterのニワトリへの愛情が伝わってきます。ニワトリも全然嫌そうにしていない。長年築き上げてきた素敵な信頼関係です。

Peterはもしかしたら宇宙人を信じているだけではなく、本当は宇宙から来たのでは。ヘルパーメンバー内での想像です。

Peterの口ぐせ

Peterが毎日のように言っていた口ぐせ。大きく2つありますが、今でも鮮明に覚えています。

You are No.1

滞在中は毎日Peterに「You are No.1」って言われていました。

私だけでなく皆んなに。事ある毎に褒め言葉で連発していました。

洗濯や片付け、庭仕事や、タスクをこなす毎に言われ続けていました。

もうPeterの家にいたら皆んな何をしてもNo.1になれます。

Peterの褒めて伸ばす精神論か、世界に一つだけの花のような皆んなが特別な存在である、という熱い思いの現れでしょうか。

I am a naughty boy

この「I am a naughty boy」もほぼ毎日連発していました。

Peterに色々教えてもらったり説明してもらったりした後に、すごいですね〜と褒めたりすると恥ずかしそうに「I am a naughty boy」と返ってきます。

ヘルパーのタスクが終わった報告や、経過を伝えると、お礼と共に「 You are No.1」そしてたまに「I am a naughty boy」

私の解釈ですが「私はこんなに上手に(掃除や草刈り)丁寧に出来ないからすごい〜」って意味で、毎日皆んなに連発していました。

フランス人の男の子2人は大工関係の仕事をしてきていたので、Peterの小屋の修繕作業をしていていましたが、Peterベタ褒めでした!

充実した日々

Peterの元で過ごしたのは1週間ですが、本当に面白くて貴重な思い出です。

ヘルパーとしての日々のタスクが終わると、暇なのでお散歩に出かけたりしていました。とにかく近くにスーパーやお店が全くない田舎なので、余暇の楽しみといえば自然。



崖っぷちに立つ大きな木。

散歩の途中で道脇で見かけた物。何だか分かりますか?ゴミ箱ではありません!

立派な郵便ポストです。

ちかくにポストの所有者の家らしいのは近く見えませんが・・・。

道路と家までも距離があるのです。

めっちゃポストだけが並んでいました。しかもそれぞれ手作りで個性があって楽しい。

自然に囲まれた田舎でののんびりした生活。

しかしご近所さんの家に行くのも車で数分かかる距離(家とポストでさえも離れているので当たり前)。車は必須だし、1人暮らしだとなおさら孤独ですね。

ピーターさん確か車の運転出来なかったのか車を所持してしなかったのかで、近くに住む親友の方がいつもヘルパーの送り迎えなどしていました。

1日だけPeterが近くの町へ買い出しへ行く時にお出かけ。Peterの親友の車に皆んな乗って町へ繰り出したりもしました。カフェでランチして、ブラブラ散歩したり良い思い出!

さいごに

2人目のPeterの思い出話。

私がPeterの家を去る前日と去る日、念を押すように何を言ってきたと思います?

「Helpxのホームページ上で私に対するレビューを書いてね。良いレビューを書いてくれたら、私もレビューを書いてあげる」と言ってきました。逆にこっちが悪いレビューを書いたら、悪いレビューを書くって脅しているようにも聞こえるし、自分からは書かないけれどそっちがレビューを書いてくれるならこっちも書いてあげるって言っているようなもの。

ホームページ上でのレビューなんて大事だけれど、そんなに気にする事?

やっぱりStranger・・・だなという印象を最後の最後に受けてしまいました。

何だかんだ言っても、やっぱりPeterとっても良い人で滞在中は大変お世話になりました。ので丁寧にレビューを書かせていただき、私にもレビューで良い評価をしていただきました。

私のワーホリライフ中でも思い出深いPeterという名の1人です。

数年ぶりに思い出してみると、懐かしいですね〜。

1週間限定なら、また一緒に過ごしてみるのもありかな。

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